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2026.02.26

機械の修理・メンテナンス

愛媛の果物加工機械が故障したら?修理・部品製作・再発防止まで解説

「搾汁機が突然止まった。明日もみかんが大量に届くのに、どうすればいい…」「メーカーに電話したら『部品がない、買い替えを検討してください』と言われた」

愛媛県内の果物加工現場で、そんな経験はありませんか?みかんやレモンをはじめとした柑橘類の加工は、収穫期に集中して行われます。この時期に機械が止まってしまうと、鮮度が落ちた原料を廃棄しなければならず、大きな損失につながってしまいます。

しかし、果物加工機械のトラブルは、正しい対処をすれば修理で解決できるケースが多くあります。また、修理のタイミングで改良を加えることで、同じトラブルを繰り返さない機械に生まれ変わらせることも可能です。

この記事では、愛媛県内の果物加工現場で起きやすいトラブルの原因から、修理・改良の方法、業者選びのポイントまで詳しく解説します。

愛媛の果物加工現場で起きやすい機械トラブル

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愛媛県は日本有数の柑橘産地として知られ、みかんやレモン、伊予柑など、多様な果物の加工が盛んに行われています。しかし、果物加工には他の食品にはない特有の課題があります。

ここでは、愛媛の果物加工現場で特に多い3つのトラブルについて解説します。

柑橘の酸で部品が腐食してしまう

愛媛の柑橘加工で最も多いトラブルの一つが、果汁に含まれるクエン酸による部品の腐食です。特にレモンや夏みかんは酸度が高く、機械の金属部分に継続的にダメージを与えます。

一般的なステンレス製の部品でも、強い酸に長期間さらされると表面が傷み、条件によっては腐食が進むことがあります。搾汁機の内部や充填機のノズル、配管の継ぎ目など、果汁が直接触れる部分から劣化が始まるでしょう。

腐食が進むと、部品が欠けて破片が果汁に混入するリスクも高まります。衛生面での問題だけでなく、機械の精度も低下し、充填量のばらつきや液漏れといったトラブルにつながりかねません。

糖分の固着でセンサーや配管が詰まる

柑橘類に含まれる天然の糖分は、加工中に機械内部に付着し、時間とともに固まっていきます。特に配管の内壁やセンサー周辺、バルブの隙間などは蓄積しやすい場所です。

糖分が固着するとセンサーが誤作動を起こしたり、バルブが正常に開閉できなくなったりします。配管が詰まれば液の流れが滞り、機械全体の動作に支障が出るでしょう。

毎日の洗浄を徹底していても、複雑な形状の部分には糖分が残りやすく、徐々に蓄積していきます。糖分の固着は見えにくい場所で進行するため、ある日突然トラブルが起きるまで気づきにくいのです。

収穫期に機械が止まると原料が無駄になる

果物加工の最大の特徴は、収穫期に加工が集中することです。みかんや伊予柑の収穫期は冬から春にかけて、レモンは秋から冬にかけて、それぞれ短い期間に大量の果物が届きます。

この繁忙期に機械が止まると、修理が完了するまでの間、収穫した果物をそのまま保管し続けなければなりません。しかし、果物は鮮度が命です。修理に数日かかれば、その間の果物の品質が落ち、廃棄せざるを得ない状況になるかもしれません。

年間の収益の多くが収穫期の加工で決まる事業者にとって、この時期の機械トラブルは経営に直結する深刻な問題です。繁忙期前のメンテナンスと、トラブル時の迅速な対応が特に重要になるでしょう。

果物加工機械の修理が難しい理由

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果物加工機械が故障した際、「すぐに直したい」と思っても、さまざまな壁にぶつかることがあります。なぜ果物加工機械の修理は難しいのでしょうか。

ここでは、修理を困難にしている理由について解説します。

メーカーが廃業して部品が手に入らない

果物加工に使われる機械の中には、数十年前に購入した古い機種も多くあります。機械自体はまだ十分に使えるのに、製造元のメーカーが廃業していたり、その機種の部品製造を終了していたりするケースも少なくありません。

メーカーに問い合わせても「部品の在庫がない」「製造終了から時間が経ちすぎている」と断られてしまうと、修理の手段がなくなってしまいます。結果として「新しい機械に買い替えるしかない」という選択を迫られる場合もあるでしょう。

しかし、特定のメーカーでしか出せない味や仕上がりがある場合、愛着のある機械を簡単に手放せないという経営者も多くいます。部品がないからといって、すぐに諦める必要はないのです。

県外のメーカーは来るまでに時間がかかる

愛媛県内で使われている果物加工機械の中には、製造元が東京や大阪などの県外にあるケースも多くあります。メーカーのサービスマンに修理を依頼すると、愛媛まで来てもらうのに数日かかることもあるでしょう。

繁忙期には全国の食品工場からの修理依頼が集中し、さらに対応が遅れることもあります。「来週になります」という返答をもらったとき、刻一刻と鮮度が落ちていく果物を前に途方に暮れた経験がある方もいるかもしれません。

また、遠方からの出張修理は交通費や宿泊費がかかり、修理費用とは別に高額な費用が発生します。修理費用よりも出張費のほうが高くなってしまうこともあるのです。

古い機械は「買い替え」を勧められがち

メーカーや一般的な修理業者に古い機械の修理を依頼すると、「この年式では修理より新品に買い替えた方がいい」と勧められることがあります。確かに、長年使用した機械には複数の部分に劣化が進んでいることも事実です。

しかし、新品の果物加工機械は高額になりがちです。中小企業や農家の事業者にとって、これほどの設備投資を一度に行うのは容易ではないでしょう。

買い替えを前提とした提案しかできない業者に相談しても、現実的な解決策が見えてきません。「修理して使い続けられるかどうか」を正直に判断し、できる限り修理で対応しようとしてくれる業者を見つけることが大切です。

果物加工機械を修理・長持ちさせる方法

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果物加工機械のトラブルを解決するには、単に壊れた部品を交換するだけでなく、同じトラブルを繰り返さないための対策を施すことが重要です。

ここでは、果物加工機械を修理しながら長持ちさせるための方法について解説します。

腐食しにくい素材に交換して錆びを防ぐ

柑橘の酸による腐食を根本的に防ぐには、果汁が直接触れる部分に使われている部品の素材を、より耐食性の高いものに変更することが有効です。

一般的なステンレスよりも、酸に強いステンレスを使用した部品に交換することで、腐食が進むスピードを大幅に落とせます。搾汁機の内部部品や配管、果汁を送り出すポンプの羽根部分など、果汁が触れる部分を重点的に交換しましょう。

また、モーターや制御盤などの電気系統を、果汁や洗浄水がかかりにくい位置に移設したり、防水仕様に改修したりすることも有効です。修理のタイミングでこうした素材の見直しを行えば、次の腐食発生までの期間を大幅に延ばせるでしょう。

現物から部品を作り直して機械を復活させる

メーカーが廃業して純正部品が手に入らない場合でも、壊れた部品の現物が残っていれば、それを採寸して同等の機能を持つ部品を新たに製作することが可能です。

ギアやシャフト、カッターの刃、特殊な形状のパッキンなど、さまざまな部品を一品ものとして作り直せることがあります。図面が残っていなくても、実物を精密に測定し、用途・衛生を踏まえた材質で作り直しも可能です。

この方法であれば、数千万円の新品機械への買い替えを避け、比較的少ない費用で機械を復活させられます。長年使い慣れた機械を、また使える状態に戻せる可能性があるでしょう。

修理のタイミングで洗浄しやすい構造に改良

機械の修理を行う際は、同時に日常の洗浄作業がしやすい構造に改良するのがおすすめです。洗浄がしやすくなれば、糖分や果汁の残留を防ぎ、腐食や詰まりのトラブルを予防できます。

例えば、取り外しにくかった配管の継ぎ目をクランプ式に変更して分解しやすくする、汚れが溜まりやすいくぼみを滑らかな形状に変更する、といった改良が可能です。洗浄しやすい構造にすることで、毎日の清掃作業の負担も軽減できるでしょう。

HACCP(食品安全管理)への対応という観点でも、洗浄しやすい構造は重要です。保健所の衛生検査をスムーズにパスするためにも、修理のタイミングでの改良をぜひ検討してください。

愛媛で果物加工機械の修理業者を選ぶポイント

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果物加工機械の修理を依頼する際、業者選びは非常に重要です。どんな業者に依頼するかによって、修理の質や対応スピード、長期的なコストが大きく変わります。

ここでは、愛媛県内で果物加工機械の修理業者を選ぶ際のポイントについて解説します。

果物特有の酸や糖分の影響を理解している

果物加工機械の修理を依頼する際、一般的な機械修理業者と、食品機械専門の業者では知識や対応力に大きな差があります。

柑橘の酸がどの部分にどのようなダメージを与えるか、糖分がどこに固着しやすいかを理解している業者であれば、単に壊れた部分を直すだけでなく、再発防止のための提案もしてくれるでしょう。愛媛の柑橘加工の現場を熟知した業者なら、より的確なアドバイスが期待できます。

また、HACCP対応や食品用グリスの使用など、食品工場特有の衛生基準を理解しているかどうかも確認してください。食品機械は、修理後に衛生面での問題が生じないことも非常に重要です。

愛媛県内に拠点があり繁忙期でも迅速に対応できる

収穫期の繁忙期に機械トラブルが発生した場合、対応の速さが勝負になります。愛媛県内に拠点を置く業者であれば、連絡してから比較的短時間で駆けつけてもらえるでしょう。繁忙期は特に対応が集中しやすいため、事前にどのエリアまで対応しているかを確認しておくと安心です。

距離が近ければ出張費も抑えられます。修理費用に対して出張費が高くなりすぎないかも、業者選びの重要な判断基準になります。

修理だけでなく改良・省人化も提案できる

優れた修理業者は、「直して終わり」ではなく、修理のついでに現場の課題を改善する提案をしてくれます。

例えば、重い果物の投入を楽にするコンベアの後付けや、搾りカスの排出を自動化する改造など、大掛かりな設備投資をせずに作業効率を上げる方法を一緒に考えてくれるでしょう。

こうした改良は、人手不足に悩む愛媛の農業・加工業の現場では特に効果的です。修理と同時に行うことで費用を抑えられるケースもあり、「直してもらったら、前より格段に使いやすくなった」という声もよく聞かれます。

また、こうした改良が補助金の対象になる場合もあります。修理だけでなく省人化や衛生面の改良も合わせて行う場合、費用面での負担をさらに抑えられるでしょう。

愛媛の果物加工機械の修理はイオキテックにご相談ください

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有限会社イオキテックでは、愛媛県を拠点として、果物加工機械をはじめとした食品製造機械の修理・改良を数多く手がけてきました。柑橘の酸による腐食対策や、廃番部品の製作など、愛媛の果物加工現場ならではの課題に対応します。

メーカーが廃業して部品が手に入らない機械でも、現物から採寸して部品を製作することで復活させられる場合があります。修理と同時に、耐食性の高い素材への変更や、洗浄しやすい構造への改良も可能です。

「搾汁機が突然止まった」「古い機械の部品がなくて困っている」「毎年同じ場所が壊れる」「洗浄作業を楽にしたい」など、どのようなご相談でもお気軽にお問い合わせください。

>>愛媛県松山市の食品製造機械のエキスパート【イオキテック】へのお問い合わせはこちらから

 

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