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2026.01.08
- 機械の修理・メンテナンス
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高知の水産加工機械が動かない!よくある原因と修理方法を解説
「機械が突然止まって、今日の加工ができない…」「メーカーに連絡しても、部品がないと言われた」
高知県内の水産加工現場で、そんな困りごとはありませんか?カツオやしらす、干物、練り製品など、水産加工の現場では機械が止まると生産ラインすべてに影響が出てしまいます。
特に、長年使い続けてきた機械が故障した際、「古いから直せない」「買い替えるしかない」と諦めてしまう方も多いでしょう。しかし実は、正しい診断と修理を行えば、まだまだ使い続けられる機械も少なくありません。
この記事では、水産加工機械が動かなくなる主な原因と、修理や対策の方法について詳しく解説します。
水産加工機械が動かなくなる主な原因

水産加工の現場では、機械が突然動かなくなるトラブルが起きることがあります。その原因の多くは、水産加工特有の作業環境に関係しています。
ここでは、水産加工機械が動かなくなる代表的な3つの原因について解説します。原因を知ることで、日頃のメンテナンスや早期発見にも役立つでしょう。
塩分や水分による配線やセンサーの腐食
水産加工の現場は、塩分を含んだ水で機械や床を洗浄するため、湿度が高く塩分が飛散しやすい環境です。この塩分と水分が、機械の配線や電子部品に少しずつ付着し、腐食を引き起こします。
配線が腐食すると、電気信号がうまく伝わらなくなり、「スイッチを押しても動かない」「途中で止まる」といった不具合が発生するのです。特に、温度センサーや制御盤の接続部分は腐食しやすく、見た目では分からないほどの小さな錆でもトラブルの原因となります。
海に近い工場や、潮風が入りやすい立地では、腐食の進行が早くなる傾向があります。定期的な点検を行っていても、配線の内部まで錆が進んでいるケースも少なくありません。
魚の脂や残渣による詰まり
水産加工では、魚の脂や細かな身の破片、骨などが機械の隙間に入り込みやすい環境です。これらが蓄積すると、機械内部で詰まりが発生し、動作不良を引き起こします。
例えば、搬送ベルトの駆動部分に脂が溜まると、ベルトが滑って正常に動かなくなるでしょう。また、カッターやミンチ機の刃の部分に残渣が詰まると、モーターに過度な負荷がかかり、異音や停止の原因となるのです。
毎日洗浄していても、機械の構造によっては奥まで洗えない箇所があります。そうした場所に少しずつ汚れが蓄積し、ある日突然トラブルとして表面化することも珍しくありません。
古い機械の制御基板トラブル
20年、30年と使い続けてきた機械では、制御基板の経年劣化が原因で動かなくなることがあります。制御基板は機械の「頭脳」にあたる部分で、ここが故障すると機械全体が動かなくなってしまいます。
古い制御基板の部品は、メーカーが製造を終了していることが多く、同じものを取り寄せることが困難です。メーカーに問い合わせても「もう部品の在庫がありません」「その型は修理できません」と断られてしまうでしょう。
また、湿気や塩分の影響で基板そのものが腐食している場合、一度修理してもすぐに別の箇所が故障するリスクもあります。制御基板のトラブルは、機械全体の買い替えを検討する大きなきっかけとなるのです。
動かない水産加工機械は修理できる?

機械が動かなくなったとき、「もう寿命だから買い替えるしかない」と思われがちです。しかし、実際には修理や部品の作り直しによって、再び使えるようになるケースも多くあります。
ここでは、動かなくなった水産加工機械を修理する方法について解説します。
他社製や古い機械でも現場で診断可能
機械が動かない原因は、実際に現場を見なければ正確に判断できません。電話やメールでの相談だけでは、本当の問題が何なのか分からないことも多いのです。
専門の技術者が現場に伺い、機械の動作状況や異音、エラー表示などを確認することで、原因を特定できます。他社製の機械や、メーカーが廃業した古い機械であっても、構造を理解できれば診断は可能です。
診断の結果、「配線を交換すれば直る」「制御盤の部品を一部交換すれば使える」といった、比較的低コストで済む修理方法が見つかることもあるでしょう。まずは現場で実際の状態を確認することが、解決への第一歩となります。
廃盤部品は作り直して対応
メーカーが部品の製造を終了していても、諦める必要はありません。壊れた部品の現物を採寸し、同等の機能を持つ部品を新たに製作する方法があります。
例えば、特殊な形状のギアやシャフトといった機械部品は、現物から寸法を測定して図面を起こし、加工することで復元できるのです。制御基板の場合も、故障した部分を特定し、代替可能な部品に置き換える対応ができる場合があります。
このような対応は、食品機械の構造を深く理解した専門業者だからこそ可能です。図面が残っていない古い機械でも、実物があれば修理の道が開けることも少なくありません。
防水・防錆対策で再発を防ぐ
修理をする際、単に壊れた部分を直すだけでなく、再発防止の対策を同時に施すことも重要です。特に水産加工の現場では、塩分や水分による腐食が繰り返し発生しやすい環境にあります。
配線ボックスを防水性の高いタイプに交換したり、錆びやすい鉄部品をステンレスに変更したりすることで、機械の耐久性を高められるでしょう。また、制御盤の設置場所を水がかかりにくい位置に移動するといった改良も、長期的には効果的です。
修理と同時にこうした対策を行えば、次のトラブルまでの期間を大幅に延ばせます。「直してもすぐ壊れる」という悪循環を断ち切ることができるのです。
高知の水産加工現場でできる対策と改善方法

機械が動かなくなってから慌てて修理するのではなく、事前に対策を施すことで、トラブルを未然に防げます。また、修理のタイミングで機械の性能を向上させる改良を加えることも可能です。
ここでは、水産加工の現場で実施できる3つの対策と改善方法について紹介します。
錆や腐食を防ぐ部材への交換
水産加工の環境では、普通の鉄やアルミ製の部品はすぐに錆びてしまいます。錆びた部品は強度が低下し、破損や故障の原因となるでしょう。
こうした問題を防ぐには、錆びにくいステンレス製や樹脂製の部材に交換することが有効です。特に、水や塩分が直接かかる部分、湿気が溜まりやすい箇所は、優先的に耐食性の高い素材に変更すべきでしょう。
部材交換のコストはかかりますが、頻繁に修理を繰り返すよりも長期的には費用を抑えられます。機械の寿命が延び、安定した生産を続けられる環境が整えられるでしょう。
洗浄しやすい構造への改造
水産加工の現場では、衛生管理のために毎日機械を洗浄する必要があります。しかし、複雑な構造の機械は分解や組み立てに時間がかかり、洗浄の負担が大きくなりがちです。
機械の構造を見直し、簡単に分解できる設計に改造すれば、日々の洗浄作業が格段に楽になります。例えば、工具なしで部品を外せるようにしたり、汚れが溜まりにくい形状に変更したりする工夫があるでしょう。
洗浄しやすい機械は、衛生面でも優れており、食品の品質向上にもつながります。従業員の作業負担も軽減され、人手不足の現場でも効率的に運営できるのです。
修理とあわせて自動化も検討できる
機械を修理するタイミングは、作業の自動化や省人化を検討する良い機会でもあります。これまで手作業で行っていた工程を、機械化することで生産性を高められるでしょう。
例えば、原料の投入作業を自動化したり、計量を機械に任せたりすることで、人の手がかかる部分を減らせます。完全な自動化が難しい場合でも、重労働な部分だけを機械化する「半自動化」という選択肢もあるのです。
修理費用に加えて改良費用がかかりますが、人手不足が深刻な現場では、長期的に見て大きなメリットとなります。事業の継続と成長を考えたとき、投資する価値は十分にあるでしょう。
高知で水産加工機械の修理業者を選ぶポイントは?

水産加工機械の修理を依頼する業者選びは、事業の継続に関わる重要な判断です。信頼できる業者を選ぶことで、迅速な対応と適切な修理が受けられます。
ここでは、高知県で水産加工機械の修理業者を選ぶ際の3つのポイントについて解説します。
食品機械に詳しい業者を選ぶ
一般的な機械修理業者と、食品機械専門の業者では、持っている知識や経験が大きく異なります。食品機械には、衛生管理や食品安全の観点から、特有の設計思想や材質選定があるためです。
水産加工機械を修理する際には、単に「動けばいい」だけでなく、食品に触れる部分の材質選定や、洗浄のしやすさ、衛生基準への適合といった配慮が必要となります。食品機械の経験が豊富な業者であれば、こうした点を理解した上で最適な修理ができるでしょう。
過去の実績や、取り扱ってきた機械の種類を確認することで、業者の専門性を見極められます。食品製造の現場を知っている業者を選んでください。
高知近県の業者なら相談しやすい
機械が故障したとき、遠方の業者では対応に時間がかかり、その間の生産停止による損失が大きくなってしまいます。高知県内、またはその近県に拠点を持つ業者であれば、トラブル時に現場を見てもらうことが可能です。
また、定期的なメンテナンスや機械の調整といった継続的なサポートも、距離が近い業者の方が気軽に依頼できます。顔の見える関係を築くことで、小さな困りごとでも相談しやすくなるのです。
遠方の大手メーカーよりも、地域に密着した業者の方が、柔軟で迅速な対応が期待できます。緊急時の安心感は、事業運営において大きな価値となるでしょう。
修理と買い替えを正直に判断してくれる
すべての機械が修理で対応できるわけではありません。機械の状態によっては、「修理費用が高額になる」「直してもすぐ別の箇所が壊れる」といったケースもあります。
信頼できる業者は、無理に修理をすすめず、買い替えた方が長期的に得な場合は正直にアドバイスしてくれます。現場の状況や予算を考慮し、複数の選択肢を提示してくれる業者を選ぶべきでしょう。
「修理ありき」「販売ありき」ではなく、顧客の事業継続を第一に考えてくれるパートナーを見つけることが、長期的な信頼関係につながります。
水産加工機械のお悩みはイオキテックにご相談ください

有限会社イオキテックでは、愛媛県を拠点に、食品製造機械の修理・改良を数多く手がけてきました。食品機械の構造を深く理解した技術者が、現場の課題に即した提案を行います。
他社製の機械や古い機械でも、機械の状態によっては、部品を作り直したり、防水・防錆対策を施したりすることで、まだまだ使い続けられる場合も少なくありません。
「機械が動かなくて困っている」「メーカーに断られた」「修理か買い替えか迷っている」など、どのようなお悩みでもお気軽にご相談ください。現場を拝見した上で、実現可能な具体的なご提案をさせていただきます。
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